ド素人が、失敗と成功を繰り返しながら養蜂を行っている様子を記録したブログです。
2021年春に巣箱を購入。日々悪戦苦闘しながら、本格的な養蜂家を目指しています。
時々、養蜂の知識がある方(勝手に師匠と呼んでます)に聞きながら、本やネットの情報を頼りに、蜂たちと向き合っています。
もし、養蜂に興味のある方の参考になればと思い、記録を残したいと思っています。成功例もそうですが、失敗談もアップしていきたいと思います。玄人の方からは、笑われるかもしれませんが、その分、「これから養蜂をしてみたい」と言う方には参考になるのではないかと思ってます。
蜜蜂の餌を作る!!
前回の「養蜂」シリーズでは、冬越しの準備を紹介しました
秋が深まり、蜂達の餌である花(密源)が少なくなると、餌である蜂蜜が不足する場合があります
その際、人口の砂糖を溶かし、給餌器と呼ばれる容器で、餌を与える必要があります
また、巣箱の花粉の貯蓄量も確認し、少ない様であれば、花粉の代用品として、「きなこ」を与える必要もあったりします(別の回で紹介予定)
今回は、人工の砂糖を溶かし、給餌器で餌をあげる様子を紹介します
餌をあげる!?
密源である花が不足する時期や、長雨が続き、蜂が飛ぶ事が出来ない場合に、養蜂用の飼料(果糖)を溶かし、給餌器で与える事があります
もしかすると、蜂に餌を与えるという事を知らない方もいると思います
私も、養蜂に携わる前は、「餌をあげる」という事を知りませんでした
蜜蜂も「家畜」に分類される理由が分かりますね
準備する物
- 飼料(蜂の餌となる砂糖)
- お湯(50度以上)
- 洗濯機(師匠から聞き、小さい洗濯機を用意しました)
- 容器(基本的には、何でも良い様です)
飼料となる餌ですが、各地域にある組合や、家畜を担当する行政機関に問い合わせると、入手方法を教えてくれます
インターネット等で、大量に買うのは難しいかもしれません(多分)
蜂の飼料の為、通常の砂糖として使われない様、染料が混ざっており、溶かすと青緑色になります
次に、洗濯機ですが、私が飼育している規模では、まだ一人用の洗濯機で十分です
扱う群が多くなってきたら、通常の洗濯機(出来れば2層式)の購入を考えています
容器ですが、何でも良いのですが、お酒が入っている容器(『○五郎』等)がお勧めです
とういうか、この地域では、これを使っている方が多い様です
清涼飲料水の容器よりも頑丈で、確かに使い勝手がいいです
ちなみに、容器の洗浄に、洗剤は使えないので、何度も洗い、天日干しして使用します
手 順
手順といっても難しい事はなく、蜂の飼料をお湯で溶かすだけなんです・・・実は・・・
しかし、私もそうでしたが、初めはそれだけでも、アタフタしました
<重要> 水:飼料=2:1 の割合を基本として溶かして行きます
作る量が多いので、飼料はともかく、お湯の量を計測する手間を少なくする為に、洗濯機にメモリを付けてみました
4ℓ、6ℓ、8ℓと手書きで印を付けてます
見づらくて、すいません
簡単に手順をまとめるとと・・・
- 50度以上のお湯を準備する(※熱湯は容器や器具を痛めるので、60度前後は良いかと)
- お湯を、作りたい餌の量の2/3、洗濯機に入れる
- 作りたい餌の量の1/3の飼料を、少しづつお湯に入れ、溶かしていく
- 指で触り、飼料(砂糖)のザラザラ感が無くなるまで、洗濯機で回し続ける
- 飼料が溶けたら、溶液の温度が人肌になるまでさます
- 溶液がさめたら、容器に移し、完成です
因みに、お湯は、最後に洗浄する際にも使用する為、多めに準備しておいたほうが良いです
お湯を入れます
お湯が熱すぎると、プラスチックが変形します!
気を付けて下さい!!
今回は、お湯4ℓ、飼料2㎏
計6ℓの餌を作る事にしました
少しづつ、飼料(砂糖)を入れ、溶かしていきます
すごい分かりづらいですが、洗濯機が回ってます
中の様子をもっと上手く撮影できればよかったのですが・・・
飼料が溶けた溶液です
ちょっと、綺麗な色とは言えないですが
こういう色なんだそうです
これなら、食用には使わないですね(汗)
4ℓ のお湯
2㎏ の飼料
合計 6ℓ
OKです!!
人肌の温度まで、さめたら容器に移しします
ん~、やっぱり、何とも言えない色ですね
ポジティブに言えば、エメラルドグリーン??
餌をあげる
蜜蜂達に、作った餌をあげます
給餌器と呼ばれる容器です
幅等は、巣枠とな同じ寸法になっています
空洞になっており、中に溶液を流し込めます
ジョウゴとホースで作った道具(専用のも売ってます)で、溶液をゆっくり流し込んでいきます
先人の知恵
給餌器に入れた溶液を食べようとして蜂が溺れてしまわない様に、浮きとして、枯れた「サシトリ」を入れます
↓枯れた「サシトリ」
浮きとして使われる物は、基本的に、浮力がある物なら何でも良いそうです
私の住む地域では、むかしからこの枯れた「サシトリ」を使っていたそうです
どこにでも生えており、雑草として扱われています
おそらく、正式名称は「イタドリ」と呼ばれる植物ではないかと思います
まとめ
紹介してみると、難しい作業ではないのですが、初めてやった時はとても大変でした
段取りが悪いと言えばそれまでですが、知っているのと、知らないのでは全然違うと思います
<ポイント>
- お湯は多めに準備する
- 作った餌は長期間の保存は出来ない様です(私は、1~2週間を目安としてます)
- 割合は、水:飼料=2:1
- 使った容器は、きちんとお湯で流し、その後水洗いする(蟻がきます!!!)
養蜂家の方にとっては、当たり前の事も、新人や素人には新鮮な事です!
参考にしてみてください!!
養蜂養蜂家への道は続く!!!
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